読む政治：「話題にならず」「存じ上げず」 安倍派幹部、核心語らず 政倫審 | 毎日新聞

衆院政治倫理審査会を終え、国会を出る自民党の西村康稔前経済産業相＝東京都千代田区で2024年3月1日午前10時31分、竹内幹撮影 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会（政倫審）は、2日間の審査を終えた。当初想定と異なり、公開の審査に出席した安倍派（清和政策研究会）幹部の4人は、焦点となったパーティー券収入の還流（キックバック）の経緯について「承知していない」と言葉を濁し、核心について語ることはなかった。「関与していない」などと口をそろえ、自身にとって不都合な発言は控えがちで、説明責任からはほど遠い、形ばかりの弁明の場となった。 1日の政倫審で、安倍派幹部が繰り返し問われたのが、安倍晋三元首相が中止を表明したにもかかわらず継続された、還流の経緯についてだ。2022年4月に安倍氏と西村康稔前経済産業相、塩谷立元文部科学相、下村博文元文科相、世耕弘成前参院幹事長と、松