異次元との決別：賃金・物価の好循環は本当に訪れるのか 日銀、マイナス金利解除 | 毎日新聞

日銀が約11年間に及ぶ異次元緩和に別れを告げ、金融政策の正常化に向けて一歩踏み出した。力強い賃上げと緩やかな物価上昇の好循環が見通せると判断したためだ。政府・日銀が追い求めてきた2％の物価上昇が今後も持続し、賃金も上がっていく相乗効果は想定通りに実現するのか。 19日の金融市場は、利上げ発表時の一般的な動きとは異なり、円安・株高が進んだ。 午後0時半過ぎ、日銀がマイナス金利解除を公表すると、1ドル＝140円台後半で推移していた円相場は150円台に下落した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは「公表資料に『当面、緩和的な金融環境が継続する』と明記され、極めてハト派色の強い内容となったため円安に振れた」と分析する。 日経平均株価は前日の終値を挟んだ一進一退の動きを見せたが、午後3時の取引終了前に買い注文が増え、4万円台を回復した。市場には「日銀の政策変更は、『

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継続すればそれだけ副作用が重くなるからだろうな…