自民「22年3月にも安倍派会合の可能性」 裏金還流巡り、野党に伝達 | 毎日新聞

自民党は28日、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派幹部に対して追加の聞き取り調査を行った理由について、パーティー券収入の還流（キックバック）を巡って同派幹部が2022年3月にも協議していた可能性があるためだと野党側に伝えた。立憲民主党は「岸田文雄首相らは3月の会合について一貫して認めてこなかった。この間の国会答弁などの説明は何だったのか」と反発した。 28日午前の参院予算委員会理事懇談会後、立憲の石橋通宏氏が記者団に明らかにした。 首相ら自民党執行部は、安倍派幹部の4氏（塩谷立元文部科学相、下村博文元文科相、西村康稔前経済産業相、世耕弘成前参院幹事長）に対し、26、27両日に追加聴取を実施した。 安倍派では、還流のあり方を巡って22年に2回の幹部会合があったことが判明している。22年4月には、当時派閥会長だった安倍晋三元首相が4氏と会談し、安倍氏から還流を中止する方針を伝えてい