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今年の「世界の100人」に選ばれた大阪大教授 どんな業績? | 毎日新聞
米誌タイムが選ぶ今年の「世界で最も影響力のある100人」に、映画監督の宮崎駿さんらとともに名を連ねた... 米誌タイムが選ぶ今年の「世界で最も影響力のある100人」に、映画監督の宮崎駿さんらとともに名を連ねたのが、大阪大の林克彦教授(生殖遺伝学)だ。いったいどんな人なのか。 林さんの大きな成果の一つが「雄同士で子どもをつくった」ことだ。雄と雌から子どもができるという生物の常識を打ち破った。 林さんは、体のさまざまな部位の細胞になる能力を持たせたiPS細胞を使った。雄マウスのiPS細胞から卵子を作り、別の雄マウスの精子と受精させて子マウスを誕生させ、2023年に英科学誌ネイチャーに発表した。生まれてきたマウスに異常はなく、生殖能力もあった。 林さんはこの年、優れた業績を打ち立てた研究者をネイチャーが選出する「今年の10人」にも選ばれた。ネイチャーの特集記事では、オーストラリアの生殖生物学者、ロバート・ギルクリスト氏が「椅子から落ちた。驚くべき成果だ」とたたえた。 林さんは明治大農学部卒。京都大准教
2024/04/23 リンク