追憶の先に－佐渡と朝鮮半島労働者：／1 当時を語る「ふすま絵」 半島出身者が戦時中に書いた？ ／新潟 | 毎日新聞

斎藤紀代子さんが保管する佐渡金山の朝鮮半島出身労働者が書いたとみられるふすま絵＝新潟県佐渡市相川塩屋町で2024年4月6日、中津川甫撮影 今夏の世界文化遺産登録が期待される「佐渡島（さど）の金山」について、韓国は第二次世界大戦中に朝鮮半島出身者の強制労働があったとして、歴史を記載する案内の掲示などを求めている。佐渡市の観光施設「史跡佐渡金山」では現在、朝鮮半島出身者が働いていたことは年表で少し触れているだけで詳細な記述はない。ただ当時を記憶している地域住民は今もおり、佐渡市相川塩屋町の斎藤紀代子さん（84）もその一人。戦時中に働いていた朝鮮半島出身労働者が書いたと思われるふすま絵を今も大切に保管している。【中津川甫】