自民、小池氏3選に安堵も間接勝利 岸田首相の総裁選戦略は道険し | 毎日新聞

東京都知事選で当選確実となり、支持者らが待つ会場に入る小池百合子氏（中央）＝東京都新宿区で2024年7月7日午後8時5分、前田梨里子撮影 現職の小池百合子氏が3選を果たしたことで、小池氏を実質支援した自民党内には安堵（あんど）感が広がった。だが、勝利は小池氏自身の知名度や実績に負うところが大きいとの見方が大勢で、岸田文雄政権の反転攻勢の機会にはならなそうだ。 「小池知事の2期8年の実績が多くの有権者に高く評価された」。自民の小渕優子選対委員長は小池氏3選確実の報を受け、こうしたコメントを発表した。「今後の全国における選挙にも大きな弾みになる」とも指摘。一方で「政治の信頼回復はいまだ途上」だとし「改めて襟を正し、改革に取り組んでいく」と記した。 選挙戦で岸田政権が懸念したのは、「与野党対決」が前面に押し出されることで、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件や政治改革がクローズアップされること