大量廃棄がなくなる? アパレル業界に広がる「リサイクル繊維」とは | 毎日新聞

再生ポリエステルの原材料となる衣料品。「ポリエステル100％」のものだけを使う＝埼玉県入間市の「ECOMMIT 東京第二事業所」で2024年6月19日午後4時14分、町野幸撮影 使用済み衣料品などの繊維を新たな繊維素材として再生する「リサイクル繊維」の使用が拡大している。世界的な環境意識の高まりや、欧州の環境規制の強化を背景に、アパレル業界も取り組みに本腰を入れ始めた。大量生産・大量廃棄を繰り返し「世界第2位の環境汚染産業」と批判されてきた業界に変革の波が訪れている。 リユース不可能な服にも活路 再生事業の現場を訪ねた。循環型ビジネスを手がける「ECOMMIT(エコミット)」（本社・鹿児島県薩摩川内市）の埼玉県内の事業所には、使用済みの衣料品が次々と運び込まれていた。従業員がブランドや服の状態、素材などを確認し、手早く仕分けていく。 まだ着られそうな服も多く、約8割はそのまま古着として「リ