平成筑豊鉄道 法定協、沿線9自治体同意 経営難で 来月、県に設置要請 ／福岡 | 毎日新聞

筑豊と京築両地区を結ぶ第三セクター「平成筑豊鉄道」（福智町）が経営難を理由に法定協議会の設置を求めている問題で、沿線9自治体が設置に同意したことが関係者への取材で判明した。10月中にも県に設置を要請する方針。 服部誠太郎知事は2日の定例記者会見で「県に法定協設置の申し入れがあれば速やかに対応したい」と述べ、要請を受け入れる考えを示した。 同社は1989年に県などの出資を受けて開業。伊田、糸田、田川の3路線があるが、利用客はピーク時の3分の1まで減少した。鉄道を維持した場合、設備更新などで年間約10億円の赤字が発生することが判明したため、7月に沿線9市町村に法定協の設置を要請していた。