小泉さん、保守派をつっぱねられますか？ 夫婦別姓で専門家が直言 | 毎日新聞

「夫婦別姓も選べる社会へ！」と書いた幕を持ち、東京地裁に向かう原告ら。別姓制度の導入を求める「第3次訴訟」を起こした＝東京都千代田区で2024年6月27日午後1時54分、菅野蘭撮影 議論ではなく、決着をつける――。自民党総裁選に出馬する小泉進次郎元環境相は、選択的夫婦別姓制度について、こう明言した。自民党保守派の強硬な反対で棚上げされてきた課題は、首相交代を機に大きく動き出すのか。「実は国会議員の多数は賛成しています。首相が決断さえすれば、実現できるんです」。制度の導入を求め、今春に第3次訴訟を起こした原告弁護団の札幌事務局長、野口敏彦弁護士（43）はそう展望を語る。【聞き手・深津誠】 自民の保守強硬派が反対 ――1996年に法相の諮問機関・法制審議会で選択的夫婦別姓の導入が答申され、法務省は民法改正案を作成しました。しかし四半世紀以上、国会に提出されないままです。 ◆自民党は、改革派から

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『自民党は、改革派から保守派までが混在する「モザイク政党」ですが、党内での意思決定は全会一致が原則なので、少数の保守派が強硬に反対する課題は意見がまとまりません』そもそも無理がないか？