マイナンバーカード「健康保険証」なぜ便利に思えない | 人生１００年時代のライフ＆マネー | 渡辺精一 | 毎日新聞「経済プレミア」

マイナンバーのいま（4） 政府は「デジタル社会のインフラ」としてマイナンバーカードを2022年度までにほぼ全国民に行き渡らせる目標を掲げる。20年9月から最大5000円分をポイント還元するマイナポイント事業で普及率は押し上げられたが、21年11月時点で39％にとどまる。その大きな要因には、多くの人が「マイナンバーカードがなくても特に不自由しない」と感じていることがある。今回はこの「不要」という側面を考える。 世帯単位から「個人カード」化で圧倒的に便利に 政府は10月、マイナンバーカードを健康保険証として使える仕組みを本格運用した。カードの利便性を向上させ、普及を図る取り組みという。しかし、これにピンとこない人は多いだろう。何が便利かよくわからないからだ。この点を少し掘り下げよう。 現在、健康保険証は1人1枚の個人カードだが、この形になったのはここ十数年と比較的新しい。以前は三つ折り紙を世帯

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記載以外の本人のメリットとしては転職、退職等で健保が入れ替わるときの保険証が届くまでにも使える(オン資上はシームレスに入れ替わるので)ことだけど、高額療養費にせよ普段は利益を感じづらいんだよねぇ。