NISAとイデコ「運用中に死亡や離婚」扱いどうなる | 人生１００年時代のライフ＆マネー | 渡辺精一 | 毎日新聞「経済プレミア」

新NISAとイデコを使いこなす（4） 少額投資非課税制度（NISA）や個人型の確定拠出年金（イデコ＝iDeCo）を活用して、長期投資を行うなかでは、予想外のことが起きる場合もあるだろう。例えば、本人が亡くなったり、離婚したりといった場合、築いた資産はどのような扱いになるのだろうか。実はNISAとイデコでは意外に違いがある。 NISAは「相続人の課税口座」に引き継ぎ 人が亡くなり、相続が発生すると、故人（被相続人）の相続財産は法定相続人や遺言書で指定した人が引き継ぐ。 NISA口座で保有する株式や投資信託も相続財産になる。ただし、そのままでは、株式や投信を売却したり、配当金・分配金を受け取ったりはできない。 相続人は、故人のNISA口座のある金融機関に「非課税口座開設者死亡届出書」を提出し、財産を引き継ぐ手続きをする必要がある。 相続の発生時点で、故人のNISA口座は終了した扱いとなる。株式