内閣改造・自民党人事 「盟友」林芳正はなぜ閣外に出たのか 岸田首相「改造人事」の底流 | 毎日新聞

新旧外相の交代式に出席した（左から）林芳正前外相、上川陽子外相、岡野正敬外務事務次官＝東京都千代田区の外務省で2023年9月14日、畠山哲郎撮影 岸田文雄政権による内閣改造・自民党役員人事が９月13日に行われた。しかし、政権浮揚の起爆剤になったかは極めて微妙で、内閣支持率は改造後も横ばい状態だ。その底流にあるものは何か。それは政権および首相のあまりにも「内向き」な姿勢にあるようだ。 ８月に入って永田町で、ある自民党ベテラン議員が私にこんな話をしてきた。 「実は、岸田（文雄）首相と林（芳正）外相がうまくいっていないらしい。今度の内閣改造で『外相を交代させるんじゃないか』という見方が、外務省内の一部から出ている」

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「外務省の政務三役の経験者が明かす。「林氏は中国に強く、同時に米国にもパイプがある。岸田政権の掲げるリアリズム外交をやると意気込んでいた。ところが岸田首相は外務省の方針に乗っかる形で、米国重視」」。