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モルモット科学者 - NATROMのブログ
■自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝(レスリー・デンディ著, メル・ボーリング著, 梶山あゆみ訳... ■自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝(レスリー・デンディ著, メル・ボーリング著, 梶山あゆみ訳)。原題は"Guinesa Pig Scientists"=モルモット科学者。タイトルで想像される通りの内容。自分の体を使って実験した科学者たちのエピソードが10章収録されている。有名どころはキュリー夫妻。ピエール・キュリーは放射能が人体に及ぼす影響を調べるために「腕にテープでラジウム塩を貼りつけた」そうである。無茶しやがって。 それほど危険ではないものの、やはりちょっとそれはどうかと思われるのは、ラザロ・スパランツァーニが1770年代に行った実験。消化の機構を調べるため、パンを小さな亜麻布の袋に詰め、飲み込んだ。表紙に描かれている、袋を飲もうとしているおっさんがスパランツァーニである。袋は消化管を通った後、体外に出て回収された。袋の中のパンは完全に消化され、無くなっていた。ここまではいい
2010/06/03 リンク