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異世界建国記 - 第百五話 キリシア人
「いやはや、よくおいで下さった。皆さん!」 アブラアムはレザド代表のエインズとネメス代表を歓迎した... 「いやはや、よくおいで下さった。皆さん!」 アブラアムはレザド代表のエインズとネメス代表を歓迎した。 三人が居るのはゲヘナにあるアブラアムの屋敷。 レザドやネメスの人間が皮肉を込めてアブラアム宮殿と呼んでいる大邸宅だ。 とはいえ、宮殿と言われても仕方が無い規模である。 少なくともロサイス王の国の宮殿よりも巨大で、豪華絢爛だ。 「ええ、アブラアム閣下。本日はお招き下さり、ありがとうございます」 エインズはアブラアムに軽く会釈する。 続いてネメス代表も軽く会釈した。 そして三人はすぐさま会談に移る。 「さて、今回の議題は皆さんも勘づいていらっしゃると思うがロサイス王の国だ。あの王は私にとって孫に当たる。当然援軍を送るつもりだ。貴国はどうする?」 「我が国にも正式に援軍の要請が来ました。当然、支援するつもりですよ。ベルベディルは仇敵ですしね」 レザドとゲヘナには介入する大きな理由がある。 レザド