着せ替え人形「バービー」の実写化映画、ベトナムで上映禁止に その意外な理由とは（ロイター） - Yahoo!ニュース

ベトナム当局は、世界的に人気の着せ替え人形「バービー」を実写化した、米ワーナー・ブラザースの映画の国内配給を禁止した。国営メディアが3日に報じた。いったい何があったのか？ この映画にはあるシーンで、国家安全保障と主権を巡って激しい議論の的となっている境界線が描かれた地図が登場する。その境界線とは、南シナ海のほぼ全域を含む「九段線」だ。中国は、「九段線」内で自国の管轄権があると主張。だがベトナムはこの主張に真っ向から対立している。 ベトナム国営メディアによれば、映画「バービー」に登場する地図は、ベトナムが自国の大陸棚とみなす海域の一部を含む中国が主張する九段線を、境界線として表示しているという。ベトナム政府は、ここでの石油権益を授与している。ベトナムは、中国の船舶が自国の主権を侵害していると繰り返し非難している。 この海域で紛争は頻繁に発生している。今年2月、フィリピン軍は中国の沿岸警備隊が

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“ベトナム国営メディアによれば、映画「バービー」に登場する地図は、ベトナムが自国の大陸棚とみなす海域の一部を含む中国が主張する九段線を、境界線として表示している”