「大変ご迷惑をかけました」ソ連軍「中尉」がミグ25戦闘機で函館に強行着陸 冷戦期の日本を振り回した大胆すぎる亡命劇のてん末（デイリー新潮） - Yahoo!ニュース

時は冷戦真っ只中、ソ連のエリート兵士が最新鋭戦闘機「ミグ25」に乗って函館空港へやってきた――。突然の“珍客”に日本と世界が仰天したのは昭和51年9月のこと。エリート兵士はアメリカへの亡命を希望し、3日後にはミグ25を残してさっさと渡米してしまった。空港に残されたのは扱いに困る巨大な“置き土産”。今でこそ「冷戦期のびっくり事件」として語られているが、現在の国際情勢で発生すれば当時とまた異なる緊迫展開は必至だ。どことなくスッキリしないてん末を含めて、あらゆる意味で時代の変化を実感できる事件かもしれない。 【写真】「皆さんさようなら」の横断幕をかけたミグ25が…ベレンコ中尉の身分証明書も （「新潮45」2007年2月号特集「昭和＆平成 13の『乗り物』怪事件簿 ベレンコ中尉『ミグ25』亡命事件」をもとに再構成しました。文中の年齢、役職名、年代表記等は執筆当時のものです。文中敬称略） *** 国