中国飲料最大手を「親日的」と糾弾し商品ボイコットで株価暴落…中国・反日青年ら暴走の背景（The News Lens Japan） - Yahoo!ニュース

中国飲料最大手「農夫山泉」の創業者が〝親日的〟だとし、中国の〝小粉紅（しょうふんこう）〟と呼ばれる若い世代の国粋主義者らが中心となって展開している商品不買運動の影響で、同社株は香港株式市場で今月中旬、3日連続で下落し、時価総額300億元（約6300億円）が吹き飛んだと英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。 同紙によると、農夫山泉への批判が吹き荒れたきっかけは2月下旬、同社のライバル「杭州娃哈哈集団（ワハハ）」の創業者で、中国を代表する経営者として知られた宗慶後（そう・けいこう）氏が亡くなったことだった。 中国のソーシャルメディア「微博（ウェイボー）」では、中国共産党員だった宗氏を「現実的で愛国的な起業家」と称賛。それとは対照的に、農夫山泉の創業者で中国屈指の富豪である鍾睒睒（チョウ・サンサン）氏を「恩知らずのカネ儲け至上主義の実業家」と貶めた。米経済誌「フォーブス」によると、鍾氏の総資産は