不調に終わったウクライナ平和サミット 習近平のしたたかな戦略か？（遠藤誉） - エキスパート - Yahoo!ニュース

スイスのビュルゲンシュトックで開催されていたウクライナ平和サミットは、6月16日に不調な中で閉幕した。なんとか共同声明は出せたものの、妥協の産物でしかなく、少なからぬ国が署名を拒否した。注目すべきは、サミットでサウジアラビアやトルコの外相あるいはケニアやチリの首脳などが非常に目立つ形で「ロシアが参加していない会議には何の意味もない」という趣旨の抗議を表明したことだ。 抗議を表明したときの「表情」を見てハッとした。 厳しい目つきと激しい口調には、何か確固たるものがある。 いずれも中国とは非常に仲が良い連中ばかりではないか！ 奇妙だ・・・。 その違和感は「何かある！」という直感を抱かせた。 ひょっとしたら、この人たちは「刺客」としてサミットに送り込まれ、激しく抗議する場面を全世界に知らせるための役割を担っていたのではなかったのか？ 西側諸国の一つであるはずのオーストリアのカール・ネハンマー首相

[paravola]

サミット全体会議で激しく抗議するサウジアラビアのファイサル外相／注目すべきは、サウジやトルコ、ケニアやチリの首脳などが非常に目立つ形で抗議を表明したことだ