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「私は経営者として幸せ。本業を失うという機会に巡り合えた」 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
「打ちたい手がまだ三つ、四つある」―。富士フイルムホールディングス(HD)は写真フィルム市場の消失... 「打ちたい手がまだ三つ、四つある」―。富士フイルムホールディングス(HD)は写真フィルム市場の消失という危機を乗り越え、高機能材料や医薬・医療機器など複数領域で存在感を放つまでに成長した。会長兼最高経営責任者(CEO)の古森重隆氏は、それでも変革に挑む姿勢を崩さない。最近は医薬・医療機器から再生医療まで含めたヘルスケア分野のM&A(合併・買収)で注目される。同分野で掲げる目標は2018年度に売上高1兆円(15年度比2・3倍)。「企業は満足したら駄目。常に技術を磨き、社会に貢献し続ける」という古森スピリットが強く息付く。 ―攻めの経営を貫いてきました。20年後、30年後の姿をどう描いていますか。 「写真フィルム事業を失った当時に比べれば立て直したが、新たに仕込んだ領域やまだ成果を出せていない分野が多くある。例えば材料技術を生かせる高機能材料やヘルスケア事業は、もっと花開くはずだ。人工知能(A
2016/12/13 リンク