チームのトレードオフを知ること、THE TEAMと最適なチームの文化論

「THE TEAM ５つの法則(麻野耕司)」はAmazonで2週連続1位と売れに売れています。なので、僕がことさら宣伝する必要もないのではないかなーと思ったのですが、本書を読む上で重要なとっかかりを理屈っぽい僕から説明しておくのは１つの意義があるのかもしれないと書評を書いておきます。 本書の最大の魅力は、巷に溢れる「最高のチーム」論を一蹴するところにあります。あるのは「最高ではなく最適なチーム」だけだとするところがキーメッセージ。 これはつまり、「環境不確実性への適応」から組織の構造が導かれていくというバーンズ＆ストーカーらの「組織のコンティンジェンシー理論」に由来しています。 巷に溢れるチーム論や組織論は、たとえば「合議による意思決定」「上下関係はいらないフラットな組織」の示唆する従業員にとって都合のいい、耳障りのいいフレーズにあふれています。 一方、その真逆に社長はモチベーションなど気

[mizoguche]

“何を大事にして、チームや組織が構成されていくのかという諸原理を紐解いて、「見解の一致」を目指していくことがチームづくり”

[sasasin_net]

技術選定とか設計も、誰かが編み出した最高とか正解がどこかにあるのではなく、トレードオフを元にした最適を目指すものだよなって思い至った

[suthio]

“考えてみれば、そんな完璧な人がいたら組織なんて作らないでも良いですからね。”

[tbpg]

システム思考だ "何を大事にして、チームや組織が構成されていくのかという諸原理を紐解いて、「見解の一致」を目指していくことがチームづくりなのだということをTHE TEAMは伝えています"