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鳳凰落とし #25|松田悠士郎
ウインカーを出して、徐行しながら病院の正面玄関へ入るタクシーの後ろから、嶋野は慎重にクラウンを進... ウインカーを出して、徐行しながら病院の正面玄関へ入るタクシーの後ろから、嶋野は慎重にクラウンを進めた。素早く駐車場の空きレーンを見つけて駐車すると、ダッシュボードからガバメントを取り出して腰に挟み、病院の出入口前に停車したタクシーを観察しながら運転席を出た。 タクシーを降りた早月は、脇目も振らずに病院に入った。嶋野は足を早めて後を追い、自動ドアをくぐった。 平日の午前中だからか、受付カウンターの前に広がるスペースには多くの外来患者が蠢いていた。早月はその人波を縫う様に奥へ向かっている。距離を空けて後をついて行く嶋野が何気無く見上げると、天井から下がる案内板の中に『緩和ケア病棟』の文字が見て取れた。嶋野の中で、仮説が確信に変わった。 やがて、早月の後ろ姿が緩和ケア病棟に入ると、嶋野は足を止めて様子を窺った。大鳥どころか病棟に入っている患者の誰とも縁もゆかりも無い嶋野が軽々しく足を踏み入れれば
2023/08/13 リンク