『プロフェッショナル 仕事の流儀 “ジブリと宮崎駿の2399日”』を見て批評家の役割について考えた｜三宅香帆

映画『君たちはどう生きるか』を作るにあたって、宮崎駿監督がいかに苦心して「高畑勲監督という名の”父”と別れを告げるのか」を中心に描いており、結果的に半ば狂気の域まで達しながらも映画をつくることで彼は高畑さんとのお別れを果たしたのだ、というストーリーになっていました。 編集もすごく凝っていて、ジブリの映像をたくさん編集に使えるなんて嬉しすぎ！ というプロデューサーの声が聞こえてきそうな番組でしたね……そんなことない？ しかし私はこの番組を見て心底「批評家がやるべきこと」について考えたのでした。 １．批評の時代から、考察の時代へそもそも私は、ここ数年は「考察の時代」だと思っている。 考察とは何かというと、「作者が作品に仕掛けた謎を解く」こと。たとえばドラマ制作者がドラマに仕掛けた謎を視聴者が番組を見ながら解いていくこと、あるいは映画製作者が映画に忍ばせておいた秘密を視聴者が紐解くこと。どんな作

[kei_mi]

件のドキュメンタリーの「回答」はジブリからではなく取材したNHK取材者の考えだと思ったのですが…　(テレビドキュメンタリーとしてはあまりないぐらい取材者の存在を明確に示してるので)

[keren71]

個人的には大叔父は高畑勲がしっくり来ないんだよな

[scipio1031]

サツキとメイ、安野モヨコとマリとは違って君どうの各モデルに関しては監督本人が答えてたよな。新海誠とか山崎貴もわりと色々意図をバラしちゃうし、そのほうが変に尾ヒレとか考察つかなくていいよ、現代の最適解！

[amamako]

言及したhttps://amamako.hateblo.jp/entry/2023/12/21/184332

[sailoroji]

考察の時代というのには同意。といってジブリが批評を遠ざけているとは思わない。考察キッズには考察させておけば良く、批評は批評でもとより門戸は開かれておりそこは変わらないのでは。

[gnt]

「考察の時代」げに

[Midas]

こんなこというくらいだったら例の元ジブリにいたひとの感想「偽りの歴史(適当に現実の人間関係にあてはめてるだけで根拠もなにもない」のほうがまだ誠実だと思う

[Hi-Fi]

“エヴァシリーズなんて「批評」の時代の産物のような作品なのだ。”←エヴァが「考察」の時代を呼び込んだという認識。全盛期謎解き本とかいっぱい出てたし。／自分は考察よりも批評が好き

[Tailchaser]

こういう洒落臭い考察しながら観ないととっ散らかった話になってて良くわからんのがこの作品の問題だと思うからある程度仕方ないと思うよ。絵力だけで盛り上がれればそれが一番いいんだが