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未発表掌編 『愛について(Men in Pink)』(2023.2) |夏川晋太郎(シンタロール)
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未発表掌編 『愛について(Men in Pink)』(2023.2) |夏川晋太郎(シンタロール)
俺らが男同士でラブホに泊まることになったのには理由があって、それは予期せぬ暴風と豪雨だった。テン... 俺らが男同士でラブホに泊まることになったのには理由があって、それは予期せぬ暴風と豪雨だった。テントとかタープとかがグジャグジャになって、キャンプ場の俺らは大笑いしたのち泣きベソをかいた。で、近隣にあったここへ逃げ込んだ。昭和の香りがただようチープなラブホで、といっても俺らは昭和を知らないからそれは単に古いって意味だけど、とにかくここしかなかったのだ。メン、、・イン、、・ピンク、、、。それも、ロココ調だか何だかの柄にまみれたクソうるせえピンク。どうかしてるぜ!! 俺らは大笑いしたのち各々おのおのシャワーを浴びて人心地ひとごこちつき、花柄ローズピンクのクソ長椅子、その両端にパンイチ姿で肘をついて缶ビールを飲んでるわけなのだが、そこで、赤ら顔の滝口がこんなことを言いだした。 「しかしだ、『ラブホテル』っつう名前はどう考えたっておかしいよな」 どゆこと? 鏡張りのアホな天井を仰ぎつつ俺は生返事なま