「国民」ということばを使う前に – 食からの情報民主化プロジェクト by INYAKU.Net

最近、やたらと「国民」ということばを目にすることが多くなった気がする。 このことばが歴史的にどんな問題をはらんでいるか共有されることが最近少なくなっているのかもしれない。 そこでこのことばの使われてきた経緯を振り返りながら考えてみたい。 日本国憲法で改ざんされた people 戦後政治でいわれる「国民」の基礎はやはり日本国憲法前文だろう。 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。「日本国憲法前文」 私が日本国憲法にどんな態度を取るのかというと、戦後民主主義の源泉として、尊重することは言うまでもない。しかし、すべてあるがままに受け取ることはできない部分も存在する。

[haruhiwai18]

"「国民」…は憲法にいう「the people」をよりナショナリスティックな意味へと近づけるために選ばれた言葉""1950年に通過した、国籍に関する差別的な法案の基礎となった"　→peopleなら "万民"とかでいいと思いますがw

[QTL_chicken]

市民権の文脈の話なのだから、「市民」という言葉を使えば良いだけの話のような。ただ、その言葉が何故日本で根付かなかったか、という事なのだろうな。

[sharou]

「国民」という言葉はしょっちゅう聞こえてくるので慣れてはいるが、何も思わず聞き流しているわけではない。 聞き流すことのできる人は、聞き流してるという自覚さえないだろう。

[flagburner]

『Peopleの訳語に困る苦労はこの日本の特殊な歴史ゆえであり、克服するのは1つの歴史的な事業だと思う。それは主権者としての私たちを確立するプロセスだろう』ふむ

[KasugaRei]

同じ一つの社会で共存している the people を国籍で（あるいは他の指標で）分断するべきではないという事。

[unorthodox]

"そもそも、保守派が「国民」という言葉を使ったのは、人民主権の意味合いを弱めるためだけでなく、国家が保障する権利を日本国籍を持つ人々だけに制限するためでもあった。"

[umeten]

＞主権者とは民主主義を成立させるもっとも根本的な存在だ。その主権から特定の人びとを排除するということがその民主主義にとってどれだけ危険なものであるか。

[qzk05715]

は？

[skasuga]

「国民」とは、「あらゆる国籍の人々all nationals」のことだと占領軍には主張し、それによって実へ政府は、台湾人やとりわけ朝鮮人を含めた何十万という旧植民地出身の在日外国人に、平等な市民権を与えないように…」

[daruyanagi]

「国民」でいいと思った

[A_Kamo]

『外国人の処遇の問題を自らの民主主義の問題として受け止める感性を育てることができなかった』育てる必要が無かったことは実に幸せなことですね

[nozomi_private]

「国民」と「外国人」の対比。明晰だが何か引っかかる。「グローバリズム」をどう考えるかというのが自分の中でも固まっていないのですっきりしない。