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はなまる幼稚園 - Anime
骨の浮き出た上半身を可動式ベッドにもたれかけさせ、正岡は薄型テレビに見入っている。 田崎が病室に入... 骨の浮き出た上半身を可動式ベッドにもたれかけさせ、正岡は薄型テレビに見入っている。 田崎が病室に入っても、その眼差しは凝として液晶ディスプレイに注がれたままであった。 「また『はなまる幼稚園』ですかい、叔父貴」 声をかけ根際に添う田崎を一顧だにしない正岡。その年輪を重ねた枯れ木の風情とは対照的な、荒々しい木彫り細工のような面貌をこころもち伏せた田崎は、ただ黙して待つ。 先月よりも少し痩せたか――と田崎は思う。 カリエスを患い二年ほども寝たきりになれば、かつて誠和の牛鬼と呼ばれた男がこうまで枯れ、細くなるものか――田崎は己の胸に生じた鉛の味をしばし噛み締める。 やがてテレビに写っていたアニメ――『はなまる幼稚園』の七話『はなまるな夏休み』――が終わり、正岡が深く、長い息をつく。 そして正岡の目玉が別の生き物のように蠢き、田崎を見据える。 「おう、おどれ……おったんかい」 「へえ」 田崎は頭を
2010/04/13 リンク