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時代と対峙し続けた少女小説家・氷室冴子のフェミニズム的な視線ーー『氷室冴子とその時代』を読む
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時代と対峙し続けた少女小説家・氷室冴子のフェミニズム的な視線ーー『氷室冴子とその時代』を読む
『氷室冴子とその時代』(小鳥遊書房)は、『なんて素敵にジャパネスク』や『クララ白書』、あるいはス... 『氷室冴子とその時代』(小鳥遊書房)は、『なんて素敵にジャパネスク』や『クララ白書』、あるいはスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など、数多くの作品を生み出した小説家・氷室冴子のキャリアを追った書籍である。 著者の嵯峨景子は前著『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)で、1960年代のジュニア小説から今日に至るおよそ50年間を見通す少女小説史を描き出した。そして今回の『氷室冴子とその時代』では、1980年代の少女小説ブームの中心にいた氷室に焦点をあて、その足跡を丹念にとらえている。少女小説家として目覚ましい活躍をみせていた1980~1990年代ばかりでなく、若くして同時代コンテンツへの鋭い分析的視野を発揮していたデビュー以前、また最晩年に至るまでが詳細な調査とともに記述される。さらに、氷室が学生時代に執筆した未発表論考も全文収録され、資料性の面でも本書は意義深い。 も