【プレスリリース】細胞の成長や分化に重要な栄養シグナルの新しいメカニズムを解明！ ～mTORC1 シグナル経路の活性抑制メカニズムの解明～ | 日本の研究.com

名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長・門松 健治)腫瘍病理学の髙橋 雅英(たかはし まさひで)教授、翁 良(ウェン リャン)特任助教、榎本 篤(えのもと あつし)准教授らの研究グループは、細胞の成長や分化に重要な mTORC1 経路を抑制する新規メカニズムを解明し、その成果を報告しました。 私達の体の細胞は、細胞周囲のアミノ酸や糖等の栄養分に反応して成長、増殖、分化をコントロールしていることが知られています。mTORC1*1)(mechanistic target of rapamycin complex 1)は、このコントロールに必須の分子として多くの研究者に着目されている分子複合体です。また、mTORC1 が関わって細胞の成長や分化を調整する経路を mTORC1 シグナル経路と呼びますが、この経路が多くのがんで活性化していることも知られており、本経路の阻害剤が、がん治療で使用さ