■ - for dust you are and to dust you will return

日本の高校生や大学生に、「なぜ人々を平等にしようとした社会主義は結局失敗してしまったのか」という問いを行うと、おそらく圧倒的に多い回答が次のものだろう。「社会主義では、お金が平等に分けられるので、人々は努力をしなくなった。だからみんな怠けてダメになった」この見解は、日本では通俗化されたもので、「だから競争の中で努力しなければいけないんだ」という日本人の勤勉な意識が透けて見える。 同じ質問をヨーロッパ人にすれば、どう回答するだろうか。 私は留学中に「ソ連などの社会主義国が失敗した原因は何か」という問いをヨーロッパ人に対して３回ほど行ったが、各人に差はあれど、「失敗した社会主義国」の代表格であるソ連が結局は独裁の横行する危険な国家になってしまったことに言及した。結局は、社会主義はスターリンの粛清を生み出してしまった。それは社会主義者の一部が（もしくは社会主義者の多く）が暴力的で革命や暴動を好む

[arkanal2]

アーレントは『人間の条件』の中で人間の活動力を「活動」(activity)「仕事」(work)「労働」(labour)に分類し、近代では生存のためになされる「労働」が圧倒的に重視されており、何らかの具体的な結果を生み出さない「活動」

[webmarksjp]

言論・考察・批評

[hiro7373]

"近代では生存のためになされる「労働」が圧倒的に重視されており、何らかの具体的な結果を生み出さない「活動」が最も軽視されている"

[dasaitama_osamu]

『だから時に「経済的な利益のために働くか、死ぬか」という二択を迫られる。』僕がたまに死にたくなる原因。

[PuHa]

「だから競争の中で努力しなければいけないんだ」という日本人の勤勉な意識が透けて見える。　意を得て爽快なり。言い換えると大爆笑。そうか、ニッポンは国家社会主義か。わろす。寝よ。

[I11]

あたしも武田鉄矢の「母にささげるバラード」を聞いた時「つらくても働きぬくか、それとも死ぬか」みたいな生き方が美しいと思っているマッチョな男はキモイと思った。

[sea_side]

ところが、日本の若者は世界で一番怠け者らしい。http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/46b92f18ea4a387e8247fbae48290473

[dlive1]

Arendt「人間の条件」で人間の活動力を「活動」「仕事」「労働」に分類し、近代では労働が圧倒的に重視されてる。しかし、今こそ活動を重視すべきと唱える。まあ無理だけどもそう思うことは重要じゃないかという話。

[hoya_t]

確かに、よく考えてみたら不気味だな。

[tks_period]

調べてみた。「仕事」は「労働」と「活動」の間みたいな所なのか。　よくある言説をこれで再解釈すると、一般人は「労働」で、一流は「仕事」しているという感じか。しかし「活動」はニートとしか呼ばれない。

[ziglar]

「活動」「仕事」「労働」という分類（Ｈ・アーレント）。

[walkinglint]

> まるで人間の活動力が「労働」以外に何ものも存在していないかのような認識を持っているからだ。そもそもアーレントのような区分け自体が頭にない。だから時に「経済的な利益のために働くか、死ぬか」という二択を

[umeten]

「母に捧げるバラード」の恐ろしい歌詞。九州地方の固定化したジェンダー意識が、メディアによって全国化されたということ。

[kiku-chan]

社会主義の失敗に対する日本とヨーロッパの通俗的理解の違い

[ssuguru]

「働いて、働いて、働き抜いて、もう遊びたいとか、休みたいとか思うたら、一度でも思うたら、はよ死ね。それが人間ぞ。それが男ぞ」＜それが人間でもねーし、それが男でもねーよ、と。