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<南風>私、質問に凍りつく - 琉球新報デジタル
顔には出さなかったが、私の心は一気に凍りついた。視覚障害が判明した3年目のこの頃、私はいかに顕微... 顔には出さなかったが、私の心は一気に凍りついた。視覚障害が判明した3年目のこの頃、私はいかに顕微鏡から離れ、研究を続けるかを思案していた。そんなときに、ふいに飛んできた一言だった。 テーブルの向かいに座るSさんは朗らかな笑顔を浮かべている。「顕微鏡をやめる」なんて、口が裂けても言えるはずがない。 「そうですね。何か新しいことができたらいいですね」。あいまいで何も答えてないに等しい返しだったが、これが私の精いっぱいだった。会話はまた、たわいのないことに戻った。 レストランからの帰り道、私は心の中でうめいていた。「Sさん、私のこと買いかぶりすぎです。私にはそんな才能あるどころか、目のハンディがありますから」。でも思えば、Sさんは予言者だったのですね。私、その時よりも、今の方がどっぷりと顕微鏡にのめり込んでいますからね。 大学院の最終学年を迎える頃、研究にもめどがつき、次の職のことを考えていた。