「45歳の壁」を撤廃へ 教員選考、受験年齢59歳に引き上げ 正規採用へ再挑戦可能に - 琉球新報デジタル

教員候補者選考試験を巡り、一般選考の受験年齢上限引き上げや特別選考の対象などが拡大された。現行の上限である45歳の“壁”で受験がかなわなかった志願者は、正規採用を目指し再挑戦が可能になる。関係者からは歓迎の声が上がっている。 一般選考の受験年齢上限は、2011年度実施以降、当時の35歳から45歳に引き上げられた。22年度実施試験で、現行の上限となる45歳の受験者は57人だった。 1次試験の一般教養・教職教養試験の免除に関しても、本年度の免除申請は649人。県教委は要件を緩和する来年度以降、対象者は増える可能性があると見ている。 小中学校教諭の特別選考は（1）県内公立小中学校の正規任用教諭として通算3年以上の勤務経験があり、介護・育児・配偶者の転勤などを理由に退職した者（2）県外の公立小中学校に務め、通算5年以上の勤務経験がある現職の正規任用教諭―が対象となる。 県教職員組合（沖教組）の上原