2007-02-08 - [view]学校では教えてくれない政治学～自民党・関係団体編(1) newsmemo@sarutoru

最近、政治を見ていると、アンビバレントな気持ちのやり場に困る。権力を監視すること、権力を批判的に見て改革の芽を探すこと、そういうスタンスの重要性は、一応わかってはいる。だが今の野党の動向や政権に批判的な報道は、批判が自己目的化しているとしか思えないものが目につく。経済的な政策では、政府のイニシアチブのほうが、まともに思えることがしばしばだ。だが、そうはいっても、自民は既得権の集合体の利権政党だという思いも頭をもたげる。自民党には、献金を露骨に呼びかける日本経団連を筆頭に、利権を求める特定職能団体らが寄木細工のように関係団体として存在する。戦後ほぼ一貫して与党だった自民党の真の姿を見極めるには、それなりの眼が必要だ。 自民党が発行する機関紙には『自由民主』、『月刊自由民主』、『りぶる』の3種類がある。『自由民主』は隔週の新聞形式のものだ。年明けの頃の号は、関係団体の名刺広告で紙面が埋まる。そ