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ミャンマー国軍兵士から性的暴行を受けた妻と夫の苦渋の5年間 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
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ミャンマー国軍兵士から性的暴行を受けた妻と夫の苦渋の5年間 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
「女たちを殺した国軍兵士を忘れない」 初めて会ったときから、ヌール(仮名、当時23)は他のロヒンギャ... 「女たちを殺した国軍兵士を忘れない」 初めて会ったときから、ヌール(仮名、当時23)は他のロヒンギャとは違っていた。 5年前の2017年8月末、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャに対して国軍が苛烈な武力弾圧を行った。数ヵ月にも及んだその迫害は、当時日本のメディアでも大きく報道されたが、最近は取り上げられる機会も少なくなった。 ヌールはこの弾圧の生存者のひとりだ。私たちは性暴力の被害者とその取材者という立場で出会い、いまに至るまで交流を続けている。 ことの発端は、ロヒンギャの武装組織「ARSA(アラカン・ロヒンギャ救世軍)」が、ラカイン州北部の警察関連の約30施設を同時多発的に襲撃したことだった。事件後、国軍は「ARSAの掃討作戦」を名目に、即座にロヒンギャの暮らす村々に侵攻。老若男女を問わず、罪のない市民を無差別に殺し、女性たちを組織的にレイプした。さらに家財道具や金品を略奪し、家屋