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葡萄色のシャンデリア
星撫めれ 【いつか、少女は人間にして初めての魔女となるであろう。これは、少女を守った二人の話――】 ... 星撫めれ 【いつか、少女は人間にして初めての魔女となるであろう。これは、少女を守った二人の話――】 前編 少女は物心ついた時から、なぜか床に寝ていた。 というよりは、少女が記憶できるようなものなど、こじんまりとした部屋の床と壁、窓のステンドグラス、沢山の彩りに溢れたドレスクローゼット、金糸の刺 繍が施された本の棚、硝子でできた透明の如雨露に、眠りから覚めればいつでもいつのまにか違う花が浮かべられているバスタブ、そして部屋の天井に吊り下げ られた、大きな葡萄の形のシャンデリアしかなかったのだ。彼女は他に何も持たなかった。 床はエメラルドグリーンとシルバーのタイルになっていた。窓にはグリーン、パープル、イエロー、マゼンタ、ペールブルーの硝子の組み合わせで大きな鯨と 小さな鯨が描かれていた。扉のような大きな窓を開くと、バルコニーには小さなターコイズグリーンのキャベツがちんまりと植わっていた。それ