霍子侯の死 - てぃーえすのメモ帳

新論云「武帝出璽印石、財有朕兆、子侯則沒印、帝畏惡、故殺之。」 （『史記』巻二十八、封禅書注『索隠』引桓譚『新論』） 漢の武帝が泰山で封禅を挙行した時、どいやら印璽の石（印璽を作る石なのか、それとも印璽のことなのか）を発見し、何らかの不思議な予兆があったようなのだが、封禅の同行者であった霍子侯（霍去病の子）がそれを失ってしまったため、武帝は彼を殺してしまった、という。 封禅を邪魔された、天意を失った、という怒りから殺したということだろうか。 封禅に同行した皇帝の側近が突然死したということで、色々と噂されたのだろう。 多分、封禅に同行できなくてショックだった人はメシウマだったことだろう。