「ウェブ時代をゆく」(1) 儲からない仕事がしたい - tatemuraの日記

梅田さんの「ウェブ時代をゆく」を読んで、シリコンバレーに来たころを思い出した。９１１テロの直後に渡米し、それからしばらくしてのことである。こちらにきて将来的に何がしたいのか妻に問われ、こう答えたのだった。 「儲からない仕事がしたい」 妻にはずいぶんあきれられてしまった。 まあ確かに、それならなぜ大学を辞めて資本主義の最先端のようなところに来るんだ、と普通は考えるだろう。でもこれは、その当時自分なりにネットの行き着く先を考えてのことなのだ。ネットが今後発展していけば、儲からない仕事ができるようになる。ネットが未発達な今は、儲からない仕事ができる社会を作るため、技術的貢献をしたい。技術革新で社会を変えていきたいと思うならシリコンバレーが理想の地だと考えた。 その後、しばらくしてから、自分のいう「儲からない」、という意味がスモールビジネスとベンチャービジネスの違いのことだと知った。 本書の第二章

[proto_jp]

そもそも、ネットとでかい儲け話というのは本質的な部分で相性が悪いように直感的に思う。経済の専門家でないのでおおざっぱな言い方しかできないが、結局のところ、大きな儲けがどこかに生まれるには情報の不完全性

[atoz]

「CinemaScapeを存在させているのはコード（だけ）ではなく、このコミュニティなのだ。それはすでに自分だけのものでない、利用者の誰か一人のものでもない、パブリックな何かだ」　舘村せんせぇ…うぐぅ…！

[tinsep19]

その過程で「ベンチャー的」だったものが「スモールビジネス的」になっていく*1。それは著作権・知財権のあり方を変え、組織のあり方を変えるだろう。

[LoLo]

結局のところ、大きな儲けがどこかに生まれるには情報の不完全性が必要とされており、そしてネットの究極の目標は情報の不完全性の解消にあるのではないかということだ。

[yomayoma]

「ソーシャルコミュニティ」、そのインフラ/「スモールビジネス」/広告技術が頼るところ

[koyhoge]

「スモールビジネス的なものの拡大にこそウェブの行き着く先がある」

[k-takahashi]

『大きな儲けがどこかに生まれるには情報の不完全性が必要とされており、そしてネットの究極の目標は情報の不完全性の解消にあるのではないか』　「儲からない」は「儲けなくても大丈夫」のことなのだろう

[kennak]

スモールビジネスとベンチャービジネス

[isrc]

大きな儲けがどこかに生まれるには情報の不完全性が必要／ネットの究極の目標は情報の不完全性の解消にあるのではないか／スモールビジネス的なものの拡大にこそウェブの行き着く先があるように思う

[pho]

「スモールビジネス的なものの拡大にこそウェブの行き着く先があるように思う。」多少ポートフォリオが組みやすくなっていくのかな

[sophisticate]

そもそも、検索と広告は本質的には矛盾を抱えているんじゃないか。そんなことをここ１０年ほど思っている。つまり、（広い意味での）検索の性能が理想的なまでに高ければ、広告は成り