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電子カルテ導入で診療の質が向上した「まつばらクリニック」
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電子カルテ導入で診療の質が向上した「まつばらクリニック」
紙カルテの収納スペースに限界、レセコンの運用にも課題 2000年7月7日に開業した「まつばらクリニック」... 紙カルテの収納スペースに限界、レセコンの運用にも課題 2000年7月7日に開業した「まつばらクリニック」(東京都品川区)は、内科・小児科一般、ぜんそくやアレルギー、膠原病などを専門とするクリニックだ。来院者の半分は小児が占め、大人の患者では一般内科の他にぜんそくやアレルギー性鼻炎などの症状が多く見られるという。「何でも相談できる身近な“かかりつけ医”を理想とし、病気の診断、治療の内容について丁寧な説明を心掛けている」と松原豊子院長は話す。 まつばらクリニック 松原豊子院長 同クリニックが電子カルテを導入したのは、開業から5年後の2005年7月。それまでは、診療報酬明細書を作成するレセプトコンピュータ(以下、レセコン)を活用しながら、紙カルテによる診療を行っていた。松原院長は「開業当時、電子カルテを導入している診療所はほとんどなく、まずはレセコンさえあればよいと考えていた。しかし、その後、新