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パナマ文書がもみ消されずに公開された意味
歴史上最大の文書漏洩と言われる「パナマ文書」が、2016年4月に公表されて以来、これまで日本ではイギリ... 歴史上最大の文書漏洩と言われる「パナマ文書」が、2016年4月に公表されて以来、これまで日本ではイギリス領ヴァージン諸島やバミューダ諸島など、いわゆるタックスヘイヴン(租税回避地)を使って節税(税金逃れ?)を行っている一部の資産家や企業の名前が公表されて話題になっている程度だが、世界的には、アイスランドの首相がタックスヘイヴンを使った資産隠しを疑われて辞任に追い込まれ、イギリスでは、亡父の名前が文書に記されていたキャメロン首相が、欧州連合離脱か残留かを問う、今後のイギリスの命運を決めると言っても決して過言ではない重大な国民投票を前歴にして、苦境に立たされている。 その一方で、アメリカではこれまでのところ、公表された文書の中に自国の政治家や著名人の名前がほとんど含まれていなかったことから、これは主に、親しい友人の名前が記載されていたプーチン大統領のロシアや、親族の名前があがった習近平国家主席