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東芝「解体」だけでは抜け出せない巨艦の窮地
この期に及んでも原子力事業は聖域なのか。 「次世代の収益柱」と期待されながら、10カ月前に東芝を債務... この期に及んでも原子力事業は聖域なのか。 「次世代の収益柱」と期待されながら、10カ月前に東芝を債務超過から救うために売却された医療機器子会社の社長経験がある綱川智社長。そして、再び訪れた債務超過の危機を回避するために切り売りされる「現在の稼ぎ頭」半導体事業のトップである成毛康雄副社長。 原子力事業が招いた危機の尻拭い会見で批判を一身に浴びたのはその2人だった。東芝という会社全体の問題になっているとはいえ、原子力事業担当で、今回の事態を招いた責任が現経営陣でもっとも大きいはずの志賀重範会長は、昨年末の緊急会見に続いて今回もまた姿を現さなかった。 東芝は1月27日、半導体メモリ事業の分社化を取締役会で決議した。3月下旬に臨時株主総会での了承を経て分社し、3月末までに新会社の20%弱の株式売却を目指す。 重要な金額は今回も開示されなかった 昨年12月27日に浮上した原子力子会社買収に関連した数
2017/01/31 リンク