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自然豊かな日本で「山を手放したい人」が多い理由
現在、所有している山を処分したいと思っている人は全国にたくさんいます。日本の国土の7割は山林であり... 現在、所有している山を処分したいと思っている人は全国にたくさんいます。日本の国土の7割は山林であり、その約7割を個人が所有していますが、山を個人所有している人たちの多くが、その処分に困っているというのが現状です。 その理由は大きく分けて2つあります。1つは、日本社会が直面している深刻な少子高齢化が影響している「山の持ち主の高齢化と相続」の問題であり、もう1つは、増え続ける自然災害を恐れて「山を持っているリスクを回避したい」と考える人が増えているということです。 相続で引き継いだが管理ができない 山は相続によって引き継がれることがほとんどですが、現在の山主(山の持ち主)は高齢化が進んでおり、所有する山林の管理もままならないため、誰かに託したいと思っている人がたくさんいます。 その一方で、山のある地元ではなく、東京など距離の離れたところに住んでいる40~60代の山主も数多くいます。彼らの多くは