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会社を"見限っている"人のほうが出世する
経営哲学をうたって「社員を大切にする」とおっしゃっている方々は、私に言わせれば、実は行きすぎたリ... 経営哲学をうたって「社員を大切にする」とおっしゃっている方々は、私に言わせれば、実は行きすぎたリストラはダメという、費用対効果の話をしているだけなのです。「哲学」などと大風呂敷を広げると「損をしてでも正しいことをする」みたいなイメージが出てきますが、これは大きな誤解です。 どうしても経営哲学という、利害を超えた感を醸し出す言葉を使い、社員を大切にしたいとおっしゃるなら、その方は、自分の給料を限りなくゼロに近づけて社員に分配すればいいのです。利益を全部、社員に分配すればいいのです。 なぜそうしないのか? 答えは簡単です。経営者も経済的に満足したいし、会社も続けたいからです。もちろん、これを悪いと言っているわけではありません。もっともなことですが、であれば、経営哲学などという、働く人たちに誤解を与え、会社への依存心や忠誠心を高めさせるような言葉は使うべきではありません。「費用対効果に見合うよう
2019/10/12 リンク