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日中の懸案?実は「尖閣」は緊迫していない
意外かもしれないが、現在、尖閣諸島周辺の海域は緊迫していない。日中領土問題の焦点であり、両国公船... 意外かもしれないが、現在、尖閣諸島周辺の海域は緊迫していない。日中領土問題の焦点であり、両国公船が睨み合っているのは事実であり、双方は相手による領海内での行動を非難しているが、これはあらかじめシナリオが決められたプロレスのようなものにすぎない。 日中には「現状維持」という暗黙のルールがある。両国は実効支配の積み増しをしないこと、政府公船のみを用いることといったルールだ。これは2010年の漁民逮捕と、2012年の日本側による国有化での騒動以降に自然形成され、今日に至っている。最近では両国は海上連絡メカニズムでの促進合意にも至っている。海保の例ではないが、今年1月には中谷元防衛相が日中で早期運用で合意した旨を明らかにしている。 日中は双方とも相手を勝たせない力をもっており、互いの実力行使を無意味とする。相手国の対抗策や報復により泥沼化し消耗するだけの結果に終わる。政府同士はその点を熟知している
2015/04/18 リンク