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村上春樹『風の歌を聴け』が描く戦後日本の虚無感
「透明」に向かう80年代文学 浜崎:『風の歌を聴け』が書かれた時代の文脈整理から始めます。政治的騒乱... 「透明」に向かう80年代文学 浜崎:『風の歌を聴け』が書かれた時代の文脈整理から始めます。政治的騒乱と高度成長の60年代が終わり、70年代後半から次第に「白けた日常」が始まります。そこに登場してくるのが、そんな「白けた時代」の空気を反映させながら、しかし、対照的な「気分」を描いた2つの小説、村上春樹の『風の歌を聴け』と田中康夫の『なんとなく、クリスタル』でした。 ここでキーワードになるのが「透明」という言葉です。村上龍の『限りなく透明に近いブルー』の「透明」は、かろうじて「ブルー」なんですが、村上春樹の『風の歌を聴け』の「風」や、田中康夫の『なんとなく、クリスタル』の「クリスタル」には、やはり「色」がない。つまり「色のついた私」から「色のない私」へ、その「色」が抜けていくときの儚さや、切なさや、軽やかさといったものを描いたのが80年代前後の小説だったと言えます。 しかし、興味深いのは、それ
2024/06/22 リンク