国民の自画像としての安倍／菅政権（下） - 白井聡｜論座アーカイブ

国民の自画像としての安倍／菅政権（下） 「安倍的なるもの」に体現された国民の精神とは何か 白井聡 京都精華大学人文学部准教授 「安倍一強体制＝2012年体制」は、安倍抜きでも、あるいは安倍の影響力がゼロになってさえも維持されうる。そんな状況はなぜ生まれたのか。「野党の頼りなさ」「小選挙区制による党中央への権力集中」といった理由づけがさんざん語られてきたが、いずれも表層をなぞっているにすぎない。 日本は曲がりなりにも言論の自由（政権の批判）が保たれ、公正な選挙（少なくとも選挙干渉や票のすり替えなどはない）が行なわれている国である。つまり、合法的に権力批判や政権交代が可能な国であり、選挙による審判を経ずしてこの長期政権が維持されてきたわけではない。 したがって、帰責されるべきは結局のところ国民である。安倍晋三の超長期政権にせよ、2012年体制にせよ、それを許したのは他の誰でもなく日本国民である

[nabeteru1Q78]

自由からの逃走、か。

[atsushifx]

「空疎と空虚」「不釣り合いな高いプライド」が安倍晋三の本質であり、そういった人物が長期政権を樹立させた。であるなら、日本人の精神構造が同じ「空疎」「空虚」「不釣り合いなプライド」でできているのだろう

[roseknight]

戦後の魂無き平和と繁栄に縋る国民意識が安倍政権の本質か。これは、西欧近代の中で第一次的絆を失った大衆による自由からの逃走でもある。戦後民主主義の崩壊はポストモダンの頃から始まっていた。「近代」を疑え。

[kabutomutsu]

"安倍晋三の本質、「空疎と空虚」、そしてそれと不釣り合いに高いプライドという、常識的に見れば人としてかなり情けない状態を安倍自身が国民を代表して体現することによって肯定してくれた、という事実"

[confi]

安倍ヘイトだと食っていけるし暴言も許されるし白井さんみたいな人には最高の世界なのでは

[BUNTEN]

『自由からの逃走』は、自由のあるところで生じる。日本では、自由を抑圧する体制が基本的に続いてきたように感じる。自由からの逃走を言うなら、国民が自由を勝ち得た後にしてくれ。

[ahomakotom]

お前も国民やろが。

[lucioniki]

要約「正しい俺らの望む通りにいかないのは全部愚かなお前らのせい」相変わらずですなぁ……

[yhaniwa]

10回かそこら「敗戦」して、それを全部ひとつなぎにしてようやくどうにかなるんじゃないかな。

[MIZ]

“腐敗し、政治の常識を破壊し堕落させ、法治主義を崩壊させ、三権分立を踏みにじり、嘘と欺瞞の上に開き直る権力――これに対して、積極的にせよ消極的にせよ支持を与えてきた国民精神には、巨大な闇がある”

[vox_populi]

「安倍政権の超長期政権化を目撃し、それが「体制」である可能性が明らかになったいま、問題はより深刻に提起されなければならない。問題は、日本人の精神の危機的状況にあるのではないか」。要は、寄らば大樹の蔭。