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アラブ人の反米主義の背景 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』
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アラブ人の反米主義の背景 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』
2012年10月01日06:00 カテゴリ中東 アラブ人の反米主義の背景 シリアのアサド政権崩壊の見通しは不明だ... 2012年10月01日06:00 カテゴリ中東 アラブ人の反米主義の背景 シリアのアサド政権崩壊の見通しは不明だ。反体制派が寄り合い所帯で一体化できず、力不足だからだけではない。アサド政権がロシア、中国から武器を供給されているからだけでもない。米国の消極的な姿勢が大きな原因だ。オバマ政権は早々とシリアへの軍事介入のシナリオを消去し、反体制派への物質的支援と国連外交を通じてアサド政権の崩壊を進めたいと考えているからだ。 リビアのガダフィ政権を北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆で崩壊させたが、米国は今回、何故、アサド政権に対して早々と軍事力行使のカードを排除したのか。アフガニスタンから米軍の撤退が決定、イラクからも撤退したばかりだ。11月の大統領選を控え新しい戦線を広げたくないという計算もあるだろう。米国社会の戦争疲れということもあるかもしれない。 しかし、決定的な理由は「リビアにあるが、シ