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転職30回、ひきこもり…孤独死寸前の生活を救った「竹ぼうき」の音
なぜ、自分は人と同じことができないのか 近くの公園にも足を延ばすように 社会や人との「ちょうどいい... なぜ、自分は人と同じことができないのか 近くの公園にも足を延ばすように 社会や人との「ちょうどいい距離感」 日本では現在およそ1千人が孤立状態にあり、年間3万人が孤独死を迎えるという。ささいなことから転落する人もいれば、少しのきっかけで再び社会に戻れる人もいる。転職を30回繰り返し生活保護に。ひきこもりとなり、このままでは孤独死を迎えていたかもしれない男性は、ふとした瞬間につかんだ「竹ぼうき」に救われた。「できることよりも、できないことを認める社会であってほしいね」。暗闇から一筋の生きる道を見つけた4年半の日々を聞いた。 「10億の家とかをバンバン建てる。けど……」 二つの池を臨む巨大な都立公園――。その公園に、穏やかな笑顔で、竹ほうきを片手に公園の警備員と挨拶を交わす人懐っこそうな中年男性の姿がある。それが佐野靖彦さん(57)だ。聞くと、警備員とは顔なじみで、いまは自宅に招いて酒を飲みか
2021/11/30 リンク