中国、日本軍の映像公開 ロシアが提供、歴史で圧力

日中戦争時に撮影された、北京を進軍する日本兵とみられる映像。中国国営中央テレビ電子版が16日公開した（共同） 【北京共同】中国国営中央テレビは18日までに、日中戦争時に撮影されたとする日本軍の映像を公開した。ロシアが入手して3月に中国に提供した映像で、初公開としている。中国をにらみ米国との同盟関係を強化する日本に対し、ロシアと共闘して歴史問題で圧力を加える狙いとみられる。 映像は25分間で、日本軍が北京で多数の兵士や武器を運び、進軍する様子のほか、天津を空爆する戦闘機などが記録されている。ソ連軍が中国東北部で日本軍から押収した映像で、中央テレビはロシア国営テレビから提供を受けたという。 中央テレビは映像を16日から公開。「中国侵略の罪が動かぬ証拠により改めて示された」と伝えた。