日本での交流含む初公開文書多数収録、「銭鍾書的学術人生」出版

王水照氏が執筆し、中華書局が出版した書籍「銭鍾書的学術人生」（2020年11月20日撮影）。(c)Xinhua News 【12月3日 Xinhua News】中国現代の著名作家で文学研究者の銭鍾書（Qian Zhongshu）氏生誕110周年を記念する「銭鍾書的学術人生」がこのほど、中華書局から出版された。初公開の書簡や講演原稿などを多数収録、内容は1980年代に日本へ招かれた際の様子や日本の学者との交流などに及んでいる。 王水照（Wang Shuizhao）復旦大学（Fudan University）教授（86）が長年かけて書き上げたもので、計20万字に及ぶ。 今回初めて公開された文書はいずれも王教授個人の所蔵で、銭氏やその妻、楊絳（Yang Jiang）氏が王教授に宛てた手紙や、銭氏が1980年に日本の愛知大学で行った学術報告の自筆原稿コピーなどが含まれている。 同書では、銭氏と小川

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古今東西の学問に精通し、作家でもあった銭鍾書。京都大学での講演録は、たしか『飆風』に載っていた。