レタス続伸３割高 干ばつで生育停滞、品薄感 / 日本農業新聞公式ウェブサイト

レタスの卸売価格が続伸し、平年比３割高となっている。８月下旬にまとまった量が出た後、干ばつが続いて生育が停滞し、端境となり品薄感が強まっている。軟調だったハクサイも似た出荷動向となり、週内は強含みの展開が続きそうだ。 ５日のレタスの日農平均価格（各地区大手７卸のデータを集計）は、１キロ１９４円。平年（過去５年平均）を１割近く下回っていた１週間前から続伸して６０円も上昇し、平年比３１％高となった。 ＪＡ全農長野によると、直近の１日出荷量は７万５０００～８万ケース（１ケース１０キロ）と、前年比で約１５％少ない。「８月下旬に一時雨が降って生育が進み、月内にまとまって出た。その後は降雨がなく生育が滞り、増量後の端境も重なって出荷が少ない」と話す。 東京の青果卸は、雨天予報もあり干ばつ解消が期待されるが、「高冷地は終盤に向かい、準高冷地も例年と比べ大きなヤマのない入荷となりそう」とみる。 ハクサイも