エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
坂本鉄男 イタリア便り サクランボが実らない桜…20年来の疑問が氷解した山村
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
坂本鉄男 イタリア便り サクランボが実らない桜…20年来の疑問が氷解した山村
サクランボの季節になると思い出すことがある。だいぶ昔のことだが、トスカーナの山奥のタッラ村から「... サクランボの季節になると思い出すことがある。だいぶ昔のことだが、トスカーナの山奥のタッラ村から「桜をテーマにした講演」の依頼を受けた。再度にわたる要請に「祖国の宣伝のため」と引き受けることにした。 村民で満席となった公民館のようなところで、日本人が昔から桜の花に抱いてきた感情を詩歌を例に説明し、結びに武士のみならず第二次大戦末期の特攻隊の隊員が死に臨んで自らの気持ちを桜の花に託したことも説明した。 講演会終了後、村の小さなレストランで食事会が開かれ、冒頭、村長が「本日のお話で20年来の村民の疑問が解けた」と切り出した。話はこうである。 この村は中部イタリアでは有名なサクランボの産地。その縁で日本からイタリアに贈られた桜の苗木の一部が分け与えられた。村民は大切に育てたのだが一向にサクランボが実らない。諦めた村民は苦渋の決断の末、伐採してしまったという。村長は続けた。 「本日のお話で、日本人は