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「月刊宝島」のセシウム汚染に関する記事の統計音痴について
『福島県で急増する「死の病」の正体を追う!~セシウム汚染と「急性心筋梗塞」多発地帯の因果関係~』... 『福島県で急増する「死の病」の正体を追う!~セシウム汚染と「急性心筋梗塞」多発地帯の因果関係~』と言う、「月刊宝島」の記事が、統計リテラシーの欠如と言う意味で、話題になっていた。雑誌の方向性や執筆者の明石昇二郎氏の活動履歴から、わざとボケをかましている気がしなくも無いが、どこが駄目なのか指摘しておきたい。 明石氏は以下に転載した図1、図2で2010年と2012年の『セシウムの土壌汚染密度分布と「急性心筋梗塞」の年齢調整死亡率』を比較している。この二つのグラフでは縦軸が年齢調整死亡率、横軸が原発事故後の汚染程度になっている。ここで主張されていることは、(1)セシウム土壌汚染と死亡率に相関関係があること、(2)原発事故後に相関係数が高くなった事から、昔からある地域要因ではないことの二つのようだ。これからセシウム土壌汚染が急性心筋梗塞の原因になったと主張しているのだが、統計学的に問題がある。 相
2014/09/02 リンク